動物

「タイで象に乗る」観光の裏に潜む闇、あなたはご存知ですか?象が人間の言うことをきく訳は…



新しい友達、ブーンソン

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サオノイが保護センターで生活するようになって、しばらくした頃、新しい友達が出来ました。

その象の名はブーンソン、サオノイと同じように象乗りとして酷い扱いを受けていた象でした。

ブーンソンは、長年の虐待や労働によって、片目を失い背中が曲がってしまっていて、体中に傷をおっていました。

ブーンソンは、後輩のサオノイを優しく支えました。
同じ雌同士ということもあり、姉妹のように仲が良かったそうです。

ですが、サオノイの体力はすでに限界でした。
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スタッフはサオノイのために全力を尽くしました。
食べ物を少しでも食べているか毎回チェックし、サオノイの傍を離れないようにしました。

そして、ブーンソンもまた、サオノイの傍を離れませんでした。

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ブーンソンも、サオノイの事を1日中心配していました。
ある日、ブーンソンはサオノイのためにある行動をとったのです。

 

ゆっくりとサオノイの体を撫で始めるブーンソン…

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ブーンソンは、まるで母親が子どもの頭や体を優しくさすってあげるように、長い鼻でサオノイの体を撫で始めたのでした。

倒れているサオノイの前で、このままでいるよりも、苦しむ前に逝かせてあげることを何度も相談していたスタッフ達。
ブーンソンは、そんなスタッフの考えを察したように「元気になって」と言うように親友を撫で続けました。
その姿に、スタッフは涙せずにはいられませんでした。

 

奇跡的に立ち上がったサオノイ、最後の奮闘にまた涙

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体を撫で続けているブーンソンに応えるかのように、サオノイは自力で立ち上がることができました。

そんな気力さえないと思われていたために、スタッフはとても驚き「もしかしたら本当に元気になるのかもしれない!」と全員が希望をもちました。

Facebookには、
「信じられない素晴らしいことが起こりました!
サオノイが自力で立ち上がったんです。私たちは飛びあがって喜びました。
たくさんの励ましとサポートのおかげで、サオノイは立ち上がることができたんです!」
と喜びのメッセージが綴られていました。

てすが、サオノイが立って過ごせたのはそれから何時間かのことでした。
そして翌日、周りの願いは叶うことなく、サオノイは息をひきとりました。

 

女性スタッフが綴る、サオノイへの思い

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保護センターの公式サイトには、女性スタッフのこんなメッセージが綴られています。

「これまで、私たちは年老いた象たちを保護し、
自由と尊厳を取り戻せるように懸命に努力して来ました。
観光業で無理やり働かされている象たちの植え付けられたトラウマから解放されるように、そして彼らの本来の強さを取り戻せるように彼らと過ごす1日1日を大切にしてきました。

多くの象を保護するほど、彼らの性格が一頭一頭違うことにも気付かされます。
でも、どの象を見ても、彼らが乗り越えて来た長い年月を思うと
私はいつも感情的にならずにはいられません。

どうかこれからの余生の日々が少しでも長く続くようにといつも願っていますが、
時にそれは叶うことはないのだということを今回、知りました。
今、私の胸は痛みと悲しみで張り裂けそうです。

繊細でか弱かったサオノイを助けるために精一杯のことを私たちはしました。
高齢の美しく聡明な魂を持つサオノイをめいいっぱい愛し、ケアしてきました。
でも、彼女は旅立ってしまったのです。サオノイの痩せ細った体からは、
過去に彼女が絶えて来た恐ろしいほどの虐待が垣間見れるようでした。
きっと耳を塞ぎたくなるほどの辛い経験をしてきたのでしょう。
彼女の目はいつもがらんどうのように暗く、疲れた陰が見えました。

でもサオノイは、とても温かく優しく可愛い象でした。
彼女を見ているとどんな苦境に生きても、
希望を捨てるべきではないという姿勢を学ぶこともできました。
最後まで頑張って生きたサオノイを私たちは誇りに思います。

サオノイのために私たちはスタッフ全員で美しい葬儀をしました。
今、サオノイはようやく自由になれたのです。
私たちは決して彼女を忘れることはないでしょう。
本当の自由を手に入れたサオノイが天国で安らかに過ごせますように。」

 

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出典:Facebookblesele

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